ブータンの祭り プナカ・ドムチェ 1

今回の旅程はこちら
20110212083719 プナカゾン 祭りの会場

↑プナカ・ゾン 祭りの会場
ゾンの反対側にも川があり、2つの川に挟まれて建っている。
そのため、洪水で何度かやられているそうだ。

プナカの祭り、ドムチェとツェチュ。
この祭りが今回の旅のメインイベント。
これに合わせて旅程を組んだので、お客様も私もわくわくしながら会場へ向かいました(^^)/

*ちなみに祭りの時期でも、そうでない時期でもブータンの公定料金はかわらないので、宿が確保できるなら、祭りに合わせて旅行した方が良いです。

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↑ラヤ族のお姉さんと                 ↑伝統様式の橋を渡ってゾンに入る
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↑長い階段を上ってゾンの中へ

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↑お偉いさんたちと記念撮影

綺麗な民族衣装を着ている人たちがたむろしていたので、話しかけてみた。
そうしたら、なんと現地のお偉いさんグループなんだとか。
緑の線が入った布を巻いているのが裁判所長官、後は教育長や村長さんなど。
ちゃんと挨拶をして、話していたら、写真を一緒に撮りましょうと教育長(一番右の人)が言ってくれた。

でも、離れた所から我々の様子を見ていたガイド氏は、「後で何かお咎めがあるんじゃないか?」と、とても心配だったらしい。
戻って「いや~、気さくな人たちですね。ラッキーでした(^o^)」と話したら、「あなたたちはすぐに帰ってしまうからいいけど、我々は後でおこられるかもしれない。ラッキーじゃないですよ!」と怒られてしまった。
和やかに話している様子はちゃんと見ていたはずなのに、ずいぶんと権力に臆病ですな。
お客さんも、「あのガイドさん、知識はたくさんあるけど、まだ若いから、物事を杓子定規に考えているのね。相手が快く了解してくれたんだから、問題ないわよね」とのご感想。

まあ、普通の旅行者はガイドを通して話しかけるから、ガイド氏も、いきなり我々だけで話しかけるとは思っていなかったんでしょうな。
しかも、よりによって自分たちは近寄ることもできないお偉いさんたちに。

でも、ガイド氏も後で「あのときは、びっくりしてきつい言い方をしてしまってごめんなさい」と謝ってくれました。
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↑祭りで踊る準備をしている僧侶たち
祭りはメイン会場だけでなく、舞台の裏側も見ると面白い。
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↑踊る兵士たち(プナカ近郊の村人たちが扮している~)

プナカ・ドムチェはチベット軍を撃退した戦を再現した祭り。
ツェチュという、宗教的なお祭りはブータン各地で行われるが、戦を再現したドムチェは、ここプナカでしかやらないという。
ブータンでも独特なお祭りなんですね。
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↑祭りの見物スタイルは人様々
一家揃って見に来る人が多いので、祭り見物だけでなく、現地人観察をするのもとても面白い。
20110212095411 プナカドムチェ 大僧正登場

↑大僧正(ブータンで一番偉いお坊さん)登場
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↑御前で舞う村人

すでに前の記事書きましたが、ブータンでは、動物も殺さない。
でも、もちろん、自分たちの土地や文化を守るためには戦います。
そして、一番偉いお坊さんの前で舞いを披露し、しっかり戦ってきますと出陣するのが印象的でした。
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↑舞いが終わると、祭りの舞台は建物の外へ
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↑出陣する兵士たちが下りてきます
踊りながら下りてくる兵士たちもいます。
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↑下に用意された馬に大将が跨り、いざ出陣
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↑さっそうと伝統様式の橋を渡ってゾンの外へ出て行きます
20110212121727 プナカドムチェ 爆竹におびえる馬

↑爆竹におびえる馬

出陣の景気づけのためでしょう、爆竹をかなりならすので、その度に馬がおびえて暴れます。
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↑出陣の様子を見物する人々
祭りは民族衣装のファッションショーでもある
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↑出陣が終わると広場に弁当を広げて昼食
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↑朝、入口で会ったラヤ族の人たちもいた

彼らは歩いて2~3日かかる山奥に住んでいる遊牧民。
村があり、家や畑もあるそうなので、正確に言うと、半遊牧半農耕民ですが。
車は通っていないから、みんな歩いてくる。
でも、手には携帯電話を持っています。
車が通ってないところでも電波は通っていて、現地の人たちは携帯電話を使っているんですな。
「世界で一番最後にテレビが導入された国」といわれるブータン。
テレビ放送の開始が1999年。
それで、もう山奥の人たちまで携帯を使っている。
すごいスピードですな。
ブータンに限らず、インドは他の国でもそうですが、いまや携帯電話は世界の山奥までかなり普及しています。

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