ダイナミック・キッチン

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シーク教は、カーストや民族間の差別を否定し、
礼拝後には、みんなが同じ所で同じ食事をする。
この風景がダイナミック。

食事は、寄付制で無料でも食べられる(見ていた限りでは、寄付する人は極々少数)。
食堂の入口で食器を受け取り、中へ進む。
体育館のような食堂には、幾筋もの細長いゴザが敷かれていて、好きな所に座る。
男女ごちゃまぜ。
チャパティ、豆料理、野菜カレー、米料理等、それぞれ配って回る人がいて、それを待つ。
要らない時は、手のひらで食器を塞ぐ。
塞がない限り、何杯でも自動的に食器に入れてくれる(食べ放題)が、チャパティだけは、両手を揃えて広げていないともらえない。
最初、片手で受け取ろうとしたら怒られ、周りの人がこうやるんだと教えてくれた。(^_^;)
素行が出てしまいました、反省。

食べてみると、これがどれも美味い。
並の食堂以上の味だと思います。
周囲を見渡して気づいたのが、みんな左手を普通に使って食べていること。
ヒンズー教の人たちは、食事に左手をあまり使わない。
そして、米一粒も残さないような感じできれいに食べている。
また、食べながら人のこともよく見ている。
私のチャパティとおかずのバランスまで見ていて、チャパティを食べ終わりそうになると「ほら、向こうからチャパティを配る人が来るぞ」と教えてくれたりする。

食べ終わったら、食器を持って洗い場へ(洗ってくれる人たちがたくさんいる。
食堂の外には、お目付け役の人がいて、残しているとお咎めを受ける。
好きなだけ食べてもいい、でも、食べれない分までもらうな。
このへんも、我々の感覚と似ていて納得。

その土地の人々の習慣や文化を知ろうと思った時、現地の人たちと食事を共にすると、言葉が通じなくてもいろんなことがわかる。
それを簡単にできる場があるのは、通りすがりの旅行者にとってはとてもありがたいです。
m(_ _)m

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ダイナミック・キッチン への3件のフィードバック

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